仮想ワックスアップボトム

概要

もし仮想ワックスアップを設計できる構造タイプであれば、DentalCADは仮想ワックスアップウィザードステップに入ります。 仮想ワックスアップは、ベニアやインレーでは許可されていません。クラウンの場合、仮想ワックスアップを設計する前にクラウンボトムを定義する必要があります。 仮想ワックスアップ設計の準備段階では、仮想ワックスアップのボトムを定義します。

プロパティ

仮想ワックスアップボトムウィンドウは、拡張可能な2つの主要セクションで構成されています：ボトムプロパティ [1] と アンダーカットのブロックアウト [8]。 ボトムプロパティ セクション [1] を展開すると、以下のスライダーが使用可能になります：

• オフセット [2]: 仮想ワックスアップとスキャンした顎の間のオフセットを指定します。
• スムージング [3]: 仮想ワックスアップボトムに適用されるスムージングの量を指定します。
• ミリング直径 [4]: ミリングツールの直径を指定します。
  
  

仮想ワックスアップボトムウィンドウの下部セクションでは、仮想ワックスアップの挿入方向を指定できます： 現在のビューを挿入方向に設定するには 現在のビューから挿入方向を設定 [5] をクリックします。または、現在の挿入方向をビューに設定するにはコンパスアイコン [6] をクリックします。 メインビューで緑色の矢印をクリック＆ドラッグして挿入方向を変更することもできます。

アンダーカットのブロックアウトセクション [8] を展開すると、挿入方向に対する角度をスライダー 角度 [9] を調整することで指定できます。また、スライダー アンダーカットを許可するサイズ [10] を調整してアンダーカットの最大サイズを指定できます。 仮想ワックスアップボトムデザインの設定が完了したら、適用 [7] ボタンをクリックして、選択した設定で仮想ワックスアップボトムを生成します。

自由変形

仮想ワックスアップボトムを生成すると、仮想ワックスアップボトムウィンドウの自由変形タブがアクティブになります。基本的な自由変形機能を使用して、仮想的に材料を追加/除去し、表面を滑らかにすることができます。 追加/除去 [1] および/または スムージング/平坦化 [2] ボタンを使用して、希望するアクションを選択します：

• 材料を追加/除去するには：歯を左クリックして材料を追加します。材料を除去するには、さらにSHIFTを押します。
• マウスボタンを押し続ける時間が長いほど、より多くの材料が追加/除去されます。
• 粗い部分を滑らかにするには：滑らかにしたい部分を左クリックします。材料を平坦化（スーパー滑らか化）するには、さらにSHIFTを押します。形状を保持しながら滑らかにする場合はCTRLを押します。

スライダー 強度 [3] を使用して、材料の追加/除去量やスムージング量を調整できます。また、スライダー ブラシサイズ [4] を使用して、カーソルの周囲で影響を受ける領域のサイズを定義できます。 ドロップダウンメニュー タイプ [5] には、デフォルト、ナイフポイント、シリンダーの3種類のブラシタイプがあります。 デザインに満足したら、次へ進むには次へをクリックします。